真土花先生本当に悩んでいることは本人も自覚していないことが多い

私は、「貴女は現在、これこれ、このようなお悩みをお持ちで、それを解決したいと思ってお電話されたのですね?」と、こちらからあらかじめ予想をつけてお伺いするような形で相談を開始します。大抵の方は何も喋らないうちから悩みの内容を言い当てられてしまうので面食らわれることが多いですね。でもここで的を外してしまうと、お客様にとってわざわざ霊視鑑定を受けるメリットがありません。
ときにはお客様の方から「いいえ、そういうことではなく別の悩みです」と否定されることもあるのですが、たとえそういう場合でも、霊能力によって状況自体はきちんと言い当てている自信があります。 こちらが霊視する状況は十分に当たっているのに、ご相談者が質問したいこととズレてしまうときというのは、得てして現在の悩み(心の表層に現れた悩み)を抱えることになった真の原因を、ご本人がきちんと受け止めていらっしゃらない場合が多いようです。
たとえば、貴女が仕事の悩みで電話をかけて来られたのに、私が恋愛に関わる霊視ビジョンを読み取ったとしますと、それは現在の仕事のトラブルの根本に、恋愛の悩みが関係しているということを意味します。つい先日もこのようなケースがありました。
嫉妬のマイナスエネルギーは人の運気を下降させる
そのお客様は、関東地方の某メーカー企業にお勤めになられている30歳の未婚女性でした。ここでは仮にA子さんと申し上げておきましょう。
A子さんは3年前に今の会社に中途入社されて以降、男性のライバルたちに伍して懸命に働いてきた頑張り屋の方です。その甲斐もあって職場でのチーフ格に抜擢され、直属の上司からも営業能力の高さを買われて、まさに未来は順風満帆という感じだったそうです。 しかし意外にも彼女は、この春の人事異動で、突然、花形の企画営業職から製造部門へ移ることを命じられました。
異動先の部門では、今までの経験を活かして商品企画やマーケティングに関わるということもなく、単なる一人のOLとしてデスク事務に就かされることになったのです。本人はその降格的な人事の原因が皆目分からず、上司や人事部に直談判したそうです。しかし「会社の方針」と一言告げられただけで、まるで埒があきませんでした。そして、夜も寝られぬほど悩んだ挙げ句、私どもにお電話をしていらっしゃいました。
自分の能力やキャリアにも自信を失い、かなり思いつめた口調でした。
「私はもともと総合職扱いということで今の会社に入りました。部署での営業成績もトップで、上役からの内々の話では女性初の係長も目前ということでした。仕事や職場の人間関係での落ち度もまったく思い当たりません。いったいどうなっているんでしょうか…」
ご本人が悄然と語る声を聞きながら、私の脳裏に鮮明なビジョンがフォーカスされました。
まず鬼のように目をつり上げた女性の姿が現れました。そして、その怒りに困惑する中年男性の顔も見えました。実際にご相談内容を伺うまで、ぼんやりと「これは不倫や恋愛関係のもつれに関する相談だろうな」などと考えていたほどです。
その後の霊視の流れのなかで、男性はたぶんA子さんの恋人、女性の方はその男性に捨てられる形となって、非常に憤っている方ということが分かりました。つまり、この問題には、第三者による恋愛の嫉妬が絡んでいることが、もうこの時点で分かってしまったのです。
私はまず霊視で浮かび上がった男性の特徴をご本人に詳しく説明しました。 最後に「この方は貴女の現在の恋人ですね?」と確認したところ、A子さんは電話越しに驚きながら「そうです」と頷かれました。件の男性は取引先で知り合ったバツイチの課長さんで、年齢は四十歳。二人は大人の男女として順調に交際を続けているとのことでした。
現在の悩みの原因が、彼の元の恋人(あるいは前の奥さん)だった女性の怨恨に起因していることを申し上げますと、何かに思い当たったように「アー」という大声を上げ、そのまま絶句してしまったのです。

