ソウルメイトSOULMATE

プラトン

プラトンが古代ギリシャにおける代表的な哲学者であることは、多くの方々がご存知でしょう。19世紀~20世紀に活動していたイギリスの数学者・哲学者で、多岐にわたる学問の発展に功績を残したホワイトヘッドは、「西洋哲学の歴史とはプラトンへの膨大な注釈である」ということばを残しています。

つまり、プラトンは今日の西洋哲学の原点と言ってよい存在であるということ。プラトンは霊界や魂についても、その存在を想定しており、プラトン哲学は今日の神智学・スピリチュアルの世界のベースとも言われているのです。

プラトン

プラトンはどんな人物か?

プラトンはアテナイ(アテネ)のラストエンペラー・コドロスの血を引く名門ファミリーの出身。本名はアリストクレスですが、長身で体格がよかったため、レスリングの先生から「広い」という意味の「プラトン」というニックネームを付けられ、以来、それが呼称・通名として定着しました。

当時、名家では文武両道の教育が重視されていたため、プラトンは少年期からレスリングにも学問にも熱心に取り組み、双方共に実力者であったようです。西洋哲学の祖・ソクラテスに師事しながら教えを学び、師の没後はその思想を書に残すことや、自らの思索を深める旅を続け、多くの著作をあらわし、またアカデミアという今日の大学のルーツとなる教育機関も設立しました。

ソクラテスに師事した当初は政治家を志していたようですが、当時の荒廃した政治状況に希望を見出すことができなくなり、断念したとされています。なお、アリストテレスはプラトンの老年期にアカデミアに入門しているプラトンの直弟子のひとりであり、彼についての著作を残し、その哲学の一部を継承、その多くを検証し自らの哲学を深めました。

プラトンのイデア論は霊界・魂の存在が前提

プラトン哲学の中で中心となるのがイデア論です。イデアは当時の「見る」という意味の動詞であり、元来、ものの姿・形を意味することばでした。

初期のプラトン哲学は、師から継承した「智を愛する」ことの追求だったのですが、その目的は徳の実体を解き明かすことであり、追及の基本モチベーションは、「よく(善く)生きること」。また、無知を自覚するものは自らを知恵者と思い込んでいる人間より優れていることから、愛智の追求は己の無知の自覚からはじまるとしていました。

つまり、徳、善なる生き方、謙遜など、倫理的なものをすべてのキーと考えていたことになります。そうであれば当然、倫理のよりどころについて解き明かす必要がある訳です。

プラトンはそれを、「倫理など、すべてものごとの原型・完全なる真の姿」である「イデア」であると想定し、イデアは天上界、つまり霊界に相当する場所にあると想定しました。人間として生まれる前に魂として霊界に存在し、そのイデアを見知っているにも関わらず、肉体を得ると共に忘れてしまうが、心の深層部にはその記憶が残されており、それと照らし合わせて倫理など、すべてのものごとを判断するのだとしたのです。

これがイデア論であり、プラトンは永遠の魂・リインカネーション(転生輪廻)の存在を前提として、イデア論を展開したことになります。スピリチュアルの世界でいうところの、「魂のベースは霊界で、地上界は仮住まい」、「魂はつねに高みをめざしており、宇宙の法則は愛に由来する」などに一致する理論と言えそうです。

プラトンの「球体人間説」がツインレイの由来?

プラトンは著作である『饗宴』の中で、「球体人間説」を唱えています。人間は元々、雌雄と雌雄同体の3つから構成される球体生物で、非常にすぐれた万能生命体であったのですが、傲慢で神に逆らったためギリシャ神話における最高神・ゼウスに切断され、男女に分断されて性別のあるいまの状態に至ったという説です。

これはソウルメイト関連の中のツインレイを想起させます。ひとつの魂はいくつかのツインソウルに分かれて地上に生まれ、それぞれにツインフレームとの出会いを積み重ねて、転生の最終段階の人生において、男女ふたりのツインレイとして出会い、最後はひとつの魂に統合されるのです。

複数の学者・研究者がプラトンの球体人間説をソウルメイト関連のイメージのルーツとしているようですが、スピリチュアル的見地から見れば、近代から高位の霊とのチャネリングを積み重ねることで得た現代神智学の知識レベルに、古代ギリシャの哲学者であるプラトンが想定として到達していたことになります。そしてそのようなレベルに到達していたのも、天上界=霊界、永遠の魂、リインカネーション(転生輪廻)を前提としたイデア論をベースに思考を重ねた結果でしょう。