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魔術的な力に満ちた聖地 ストーンヘンジ(イギリス)

ヨーロッパ最大級のパワースポット

ストーンヘンジは、イギリスの南部・ソールズベリーにある、環状に立てられた巨石群のことで、ヨーロッパ最大のパワースポットとして知られています。何度かに分けて構築されたと考えられており、最も古い部分が建てられたのは、紀元前2800年頃。石は大きいもので高さ6m、重さは35トンというものもあり、誰がどのように運んだのか、何のために建てられたものなのか、いまだに多くの謎に包まれています。アーサー王伝説に出てくる、魔術師マーリンがアイルランドから魔法で運んできたという説や、巨人が石になったという言う説のほか、近くにミステリーサークルがよく出現することから、宇宙人が建造したという説まで様々です。

天体観測所だった?

他国の古代遺跡同様、ストーンヘンジにも太陽を観測する仕組みがあります。その技術や知識は、当時としてはかなり高度なもの。夏至の日には、男性器の象徴だと言われる「ヒールストーン」近くから日が昇り、その影がストーンヘンジ中央にある祭壇石(女性器の象徴と言われる)に突き刺さります。冬至の日には、同じラインが日没の方向を指し示します。これはとても偶然のこととは考えにくく、当時の人々が高い天文学の知識を持っていたことがうかがえるのです。
また、建築技術にも目を見張るものがあります。石を積み上げる際には、「ほぞ」と呼ばれる突起が使われています。「ほぞ」を「ほぞ穴」にはめることで、何トンもある石同士を合致させ、決して倒れない安定感を保つことができるのです。

環状に込められた不思議なパワー

古来から、ストーンヘンジのような環状形には、魔術的な意味があると考えられてきました。人々は、生と死、そして再生の循環を表す生命の神秘や、宇宙を創造する超自然的な力を見出してきたのです。
環の形は聖なる空間で、浄化の作用があります。例えば、魔法使いが使用する魔法陣。魔法陣は、悪魔を召喚する際に結界の役割を果たしていたほか、病人や出産直後の女性がいる家庭でも、ベッドの周囲に魔法陣を描き、円の中にいる人を病魔から守っていたと言います。
同様に、環状をしているストーンヘンジも、浄化の力に満ちた聖地だと言えるでしょう。石にはヒーリングの力があると信じられています。実際に、1980年代半ばまで復活したドルイド教(紀元前700~1200年頃、ヨーロッパ全土に広がり始めたケルト人のエリート階級の宗教)の信者たちにより、神殿として使われたという記録も残っています。
現在は近くまで行けないようにされ、石に直接触れることはできませんが、迫力のあるたたずまいを見ているだけで、身体の奥底から力がみなぎってくることでしょう。