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謎多きインカ帝国の巨大遺産 マチュピチュ(ペルー)

マチュピチュとは?

南米・ペルー共和国で有数の観光地・マチュピチュ。パワースポットを語る上では、欠かすことのできない存在でしょう。ケチュア語で「年老いた峰」という意味の遺跡は、アンデス山脈の標高2400mに位置し、1911年にアメリカ人の考古学者ハイラム・ビンガムにより発見されました。山の麓からは決してその姿を拝めないことから、「空中の楼閣」「失われた都市」などとも呼ばれます。1450年頃のインカ帝国時代に建設されたと考えられており、誰が何のために建てたものなのかは、「インカ人の要塞」「宗教施設」「第9代皇帝パチャクティの別荘」など諸説ありますが、現在も謎のままです。

インカ帝国時代の高度な文明が垣間見える

マチュピチュの壁や建造物は、すべて石により造られています。「インカの石組み」と言って、カミソリ一枚すら通さないほど隙間なく積まれていることが特徴です。また、車輪や滑車もなかったインカ文明で、当時の人々が、数百トンもある巨大な石をどのように標高の高い山まで運んでいたのかは、一切明らかにされていません。巨石を引きずった跡も一切なく、インカ文明独自の技術で石を運ばれたものであることがうかがえます。 他にも、太陽の動きを計測し暦を知るための日時計や、標高の高い場所で農作物を育てるのに最適な段々畑が存在するなど、インカ帝国の人々は天文学や農業技術も優れていたと言われています。マチュピチュには、当時の高度な文明技術が多く秘められているのです。

マチュピチュで得られるパワー

インカ帝国では、最高神として太陽を崇めていました。一説では、マチュピチュをわざわざ標高の高い尾根に造ったのは、太陽により近い場所で神様を拝むためだとも言われています。そのため、マチュピチュには太陽のパワーが溢れています。遺跡全体にそのパワーが満ちていますが、今回は特にパワーが強いとされる、おすすめの場所をピックアップいたします。

3つの窓の神殿

遺跡を中腹あたりまで進むと、「3つの窓の神殿」と呼ばれる開けた場所に出ます。太陽の光がさんさんと降り注ぐこの場所では、何事にも前向きになれるパワーを得られることでしょう。神殿の横の広場では、かつて神聖な儀式が行われていたと考えられており、広場中央の大きな岩に生け贄を置き、太陽の神々に祈りをささげていたのだと言われています。

聖なる岩

マチュピチュの西側に位置する峰、「ワイナピチュ」の登山口には多くの観光客が集まります。お目当ては、高さ3m、幅7mの大きな岩。その形は猫だという人もいれば、正面の山を模したものだという人もいます。岩に手を当ててみたり、ぴったりと背中をくっつけると、岩からじんわりと温かいパワーを感じられることでしょう。

太陽の神殿と陵墓

直線的なマチュピチュ遺跡で、唯一曲線を持つ建物が「太陽の神殿」です。この神殿はかつて天体観測所として使われていたとされており、冬至の日には小窓からまっすぐに日の光が差し込むようになっています。また、神殿の下部は墓石のようなものが見えることから陵墓だと言われています。陵墓から神殿を見上げると、その厳かな雰囲気に、言葉では表現し難い感情が沸き上がってきます。

遺跡を訪問するのにおすすめなのは早朝の時間帯です。一番神聖な午前中の太陽の光を浴びられるだけではなく、霧が晴れた瞬間の幻想的な風景を見れば、インカ帝国時代の歴史に思いをはせることができるでしょう。