霊能者エッセイESSAY

さん花(さんか)先生貴女が考えている以上に“言葉”は神秘的な作用を及ぼします

言葉は鋳型です。そこに想念という不定形の溶岩が注ぎ込まれ、一定の時間が経過すると、想念が固い石のような形になってしまうのです。もちろんここで言う石というのは一種のたとえですが、言ってみればこの「想念の石」は、それが形作られた時の本性に従って私たちが住む物質世界を勝手に転がり出していきます。

そうなるともはや、石を作った当人である貴女も、その動きを制することはできません。悪い想念の石は、それを生み出した当人であるはずの貴女に向かって平気でぶつかり傷つけたりもしますし、時には貴女が想う相手に対しても恐ろしいほどの勢いでぶつかっていきます。

つまり、言葉の内容通りに現実が動き出しまうのです。はっきり申しますが、こと恋愛にかかわらず人生の全般において、「どうせ~できない」は悪魔のフレーズです(実際に悪魔が囁いているわけではありませんが)。こうしたフレーズを繰り返す限り、決して幸せは訪れませんし、夢が叶うこともないでしょう。

言葉というものにはそれ自体に強力な霊的パワーがあるため、ネガティブな言葉を考え、発するだけで自分や他人の魂を曇らせ、時には破壊してしまうことさえあるのです。 こうした言葉の神秘性・その恐ろしいばかり働きを、古代の人々は「言霊」と読んで畏怖していました。つまり、言葉には魂が宿っているという思想です。そして今まで申し上げたように、この言霊思想は、決して未開の迷信などではないのです。

古代の人々は、自分の本名を相手に知られるだけでも、その相手に魂を操られるとさえ考えてしました。名前が単に他人と自分を区別する記号に堕ちてしまった現代では、さすがにそのようなことはありませんが、形のない想念エネルギーを具体的な形にする言葉の働きは依然として失われてはいませんし、人類が言語を用いてコミュニケーションを続ける限り、その効果が消えることは決してないでしょう。

…とするならば、私たちは、この言葉をもっと慎重に使わなくてはいけないのです。