霊能者エッセイESSAY

龍伽(りゅうか)先生自分の愛を信じてください

理想の相手が運命の伴侶とは限らない

さて、不倫の悩みもさることながら、それと並んで私が数多く相談を受けるケースは、やはり異性との出会いや片想いに関することでしょうか。最近はスピリチュアルブームということもあって、「ソウルメイトと出会うにはどうしたら良いでしょう?」という質問を受けることもよくあります。

どうも質問される方の側には、ソウルメイト=赤い糸で結ばれた相手という軽い誤解があるようなのですが、先に書きました守護霊と先祖霊の関係の場合と同じく、ソウルメイトが即、運命の結婚相手というわけではありません。スピリチュアル系の解説書を読んでいただけると分かりますが、ソウルメイトとはいくつもの輪廻転生の中で縁が生じ、この世で共に修行し合うことを誓った魂の仲間のことで、それが恋人や結婚相手だけとは限りませんし、多くの場合、家族や周囲の友人知人は皆、その方のソウルメイトであるという言い方もできます。ただし、生涯の伴侶として運命づけられている異性というのもたしかに存在しているわけで、そうした相手となかなか出会えずに苦しんだり落ち込んだりされている方も結構いらっしゃるようですね。

「運命の相手と出会いたい…」というご相談を受けた時、私はまずその方に一言、下のような言葉で釘を刺しておくことにしています。 「自分の理想とする異性が運命の伴侶とは限りません。いいえ、むしろそういうケースは少ないくらいです!」 この言葉を出すと、大抵の方が「ええっ…」と落胆したような声を出されます。別に意地悪を言っているわけではなく、これは霊的な真理なのです。

生まれる前から霊界の次元で結ばれている縁(赤い糸)というのは、大抵の場合、この物質世界での修行を目的に定められます。逆に夢のような異性や恋愛というのは、魂を甘やかしてしまうことが多いため、霊界で魂の絆を司る存在たちはそういう組み合わせをなるべく避ける傾向があるくらいです。

極端な話ですが、もし仮に才能豊かでお金持ちの美男子を理想としている女性がいたとして、その通りの相手と出会って結ばれたとしたらどうでしょう?何しろ夢に描いた通りの相手ですから、それこそ幸せ一杯の結婚生活が送れるはずです。でも残念ながら、その幸運に甘んじて惚けている間は、肝心の魂を磨くことはあまりできないでしょう。闇雲に苦労や苦痛を味わえば良いというわけではないのですが、少なくとも人生の苦労とそれを乗り越えることで得られる幸せを交互に経験していくことで私たちの魂は進化を遂げるのであり、今生においてその貴重な契機を与えてくれる相手こそが本当の意味での赤い糸の相手なのです。

ですから、なかなか運命の人に会えないという方は、まずはご自分の周囲をよく見回してみてください。思い描いていた理想とはかけ離れているけれど何となく存在が気になる人、あるいはいけすかない感じがして避けていたけれど話してみるとそう悪い人でもなかったという相手…そんな異性はいませんか?案外とそういう人々の中に、運命の伴侶というのは存在していることが多いものなのです。

運命の伴侶の見つけ方

そんなのじゃ夢がない…なんて霊能者に怒らないでくださいね。神様や霊界が書くシナリオというのは、何気ない平凡さの中に奇跡のような輝きを発見させるようにできているのですから。

最初はあまり気乗りしない相手だった。でも、デートを重ねるうちにどんどんその人の良さが見えてきて、今では会うだけでとても温かい気持ちが湧き上がってくる…。そんな経験をされていたら、間違いなくその男性は貴女の運命の伴侶です。 また、今のところそういう相手が見当たらないという方は、貴女の理想の異性像について一度じっくりと考え直してみることをおすすめします。1週間ほどの時間をかけ、異性に求める条件のうち内面的な性格に限って、どうしても妥協できない大切なものをひとつだけ選ぶのです。

例えば貴女が「他人を差別しない優しさ」を第一に選んだとしたら、その性格に最も人を周囲の人間関係の中でもう一度探してみましょう。それでもなお見つからなかった場合は、友人たちに「心が優しい人、そして何事にも公平な物の見方ができる男性がいたらぜひ紹介して」と、極めて控えめにお願いしておけば良いと思います。

その後の出会いのご縁はお願いした友人たちからもたらされるかもしれませんし、やがて貴女自身で発見できるかもしれません。
ドラマのような劇的な出会いや稲妻の走る一目惚れなどはまずないものと考え、自分の頭と足を使って、地道に運命の伴侶を探してみましょう。一見、平凡で遠回りであるようですが、それが本当に愛し合える相手と出会う最上の近道であると言えます。

最後に…どうかご自分の愛を信じてください

不倫、片想い、愛の復活など…電話鑑定でご相談を受ける悩みの内容は人それぞれです。でもその中に「人を真剣に想う心」が存在している限り、たとえ表向きは道徳に反した愛情関係であっても、必ず許されるものであると私は信じています。

つまるところ、魂を磨くのは「愛のエネルギー」でしかないのですから、それが不倫関係であろうと略奪愛であろうと、少なくとも他人への愛情をまったく持ち合わせない人間よりは、ずっと優れた生き方であると断言できます。

ですから現在、苦しい愛に悩んでおられる皆様も、決して自暴自棄になることなく、どうか幸せへの希望を持ち続けてください。それが貴女自身の魂の進化に反しないものである限り、願いは必ず叶うはずです! この言葉を最後のご挨拶がわりに、そろそろ文章を終わりにさせていただきます。

平成18年2月、皆様に愛を込めて…  龍伽