悪い夢見たときの対処法
夜、眠っている間に見る夢は、多くの場合、複雑なものです。普段、イメージしないようなことを夢に見て、神秘的な気持ちになることも多いですよね。そんな中、怖い夢を見ることもあります。また、一見、浴思える夢でも、実はとても不吉な夢もあるのです。 そこで今回は、夢の中でも悪い夢をみたときの対処法をご紹介します。
悪い夢とその対処法
悪い夢への対処法を知るためには、まず悪い夢とはどんなものなのかを知らなければなりません。まずは悪い夢の代表的な例とその対処法をみていきましょう。
怒りを感じる夢
夢の中で、あなたが強い怒りを感じている場合、夢から覚めた後、あなた自身はなんだか悪い夢を見たなと感じるかもしれません。しかしそれは、あなたが日頃から抱えている不平・不満を夢の中で発散している夢なのです。これは、一見悪い夢と思われますが、決して悪いとは言い切れません。なぜなら夢の中でストレス解消しているからです。また、人に対して怒りをぶつけている夢は、その相手との関係が良くなる前兆だといわれています。
【対処法】
夢の中で強い怒りを感じ、起きたときにストレス発散になったのであれば、まったく何も問題はありません。むしろ夢の中でストレス解消ができてラッキーです。また、怒るということはあなたにパワーがみなぎっている証拠。現実世界ではきっとものごとがうまく進むでしょう。
ケガをする夢
夢の中で、身体のどこかをケガする夢を見ることがあります。これは、身体のどの部位に起こるかによって解釈が異なりますが、いずれもあなたの身に何か人間関係のトラブルが起こる証拠だといわれています。頭をケガする夢は、頭が示す、地位や役職が損なわれる前兆だといわれています。何か大きなトラブルが起こったり、大きな失敗をしてしまったりして、あなたの今就いている役職に傷がつく可能性があります。胸をケガする夢は、感情的に対人関係が悪化していることを暗示します。胸はハート、つまり感情の象徴なので、あなたの対人関係の中でも、近しい家族や夫婦、恋人同士の親しい間柄の感情面でのコミュニケーションに支障が起こっていることを示しています。
【対処法】
ケガをする部位によって対処法が異なりますが、夢でケガをする夢を見たら、家庭や仕事上での対人関係にはよく注意が必要です。何かトラブルが起こる可能性があるからです。対処法といえばやはり自分の対人関係を見直して、トラブルの根を見つけ出しては埋めるというのを行った方がいいでしょう。
追いかけられる夢
追いかけられる夢は、非常によく見る悪夢です。この夢が意味するのは、あなたが重要な事柄から逃げている証拠です。逃げるから追いかけられるのです。それはとてもあなたにとって必要なことなので、わざわざ夢で追いかけられるのです。また、特に逃げていないと思っていても、立ち往生していて、悩んで立ち止まったままのことはありませんか。その事柄についても、速く解決・決断すべきだという知らせがこの追いかけられる夢です。そもそも、追いかけられる夢は、追いかけているのも、逃げているのもどちらも自分自身です。追いかけているということは、自分の中で必要なこと、逃げてはいけないことだと認識しているということです。
【対処法】
夢の中で、何かに追いかけられたら、そこから逃げずに、挑戦する覚悟を決めましょう。挑戦しよう、チャレンジしようと立ち向かおうと切り替えると、そのような夢を見なくなるといわれています。まずは逃げようとしていること、立ち向かわねばならないこと、立ち止まっていることを現実の中で見つけ出し、それに挑戦するように意識を向けて動き出しましょう。
牢屋に入ったり、拘束されたりしている夢
あなたが夢の中で拘束され、牢屋に入れられている夢を見た場合、何かに拘束されていることを意味します。そして、あなたが自由になりたいと切に思っている象徴です。それは具体的に何かに捕らわれているわけではなく、対人関係、結婚生活、職場、家庭内において、あなたが自由になりたいと思っているからこそ見る夢です。
【対処法】
あなたが息の詰まるような思いをしている対象は何でしょうか。その対象を見つけ出し、早々にあなた自身が作り出した牢屋から抜け出しましょう。そのためには、あなた自身が問題を解決する必要があります。また、特に問題は起こっていないという場合、自分の感情を抑圧している可能性もあります。その感情を見つけ出し、それを思いっきり発散させましょう。正直にたまった感情を一人のときに言葉にしてみるのもおすすめです。
大切な人と大喧嘩をしている夢
人と喧嘩をする夢の中でも、夫婦間や恋人同士、親友などの大切な人たちと大喧嘩をしている夢を見たらどうすればいいのでしょうか。これは、実際にその相手との喧嘩を暗示しているというよりも、心にある葛藤やあなた自身が抱えている不平不満が夢の中で喧嘩として現れたにすぎません。特に、相手が見知らぬ相手であったり、喧嘩相手が誰なのか分からなかったりする場合には、その喧嘩の相手はあなた自身でしょう。あなた自身の中に、葛藤がある証拠です。また、身近な大切な人との大喧嘩をしている夢を見た場合、その人との葛藤が夢の中で解消されたはずなので、むしろ現実的にはあなたとその人の関係は良い方向へ向かうでしょう。
【対処法】
もし特定の相手ではなく、自分自身の中で葛藤がある場合、夢でバランスを取ろうとしているのです。ですから、ある程度、葛藤は減ったと思いますが、自分の中で、よく自分自身を見つめ直してみましょう。
自分が死ぬ夢・大切な人が死ぬ夢
死の夢は、実際に自分や相手が死ぬことを意味することはほとんどないといわれています。では、死は何を示しているのかというと、あなたが普段見過ごしているものです。死という強烈なメッセージを通して、あなたの魂はあなたに警告しているのです。
【対処法】
死という事実は、あなたが普段、怠慢していることに関係していることかもしれません。切り捨てるべきものを指摘されているのかもしれません。いずれにしても、何か思い当たる節があれば、捨て去るかして取り組みましょう。
落ちる夢
事や恋愛で失敗したときなど、不安定な状態のときに見ることの多い夢です。自分が自由に何かができない、我慢しなければならないときにも、この夢を見ることがあります。また、現実離れした考えを持っていて、地に足がついていない人もこの落ちる夢を見るといわれています。
【対処法】
落ちる夢を見ること自体は、たとえ恐怖の中にあったとしても、決してマイナスではありません。まじめな人ほど、この夢を見るといわれています。ですから、対処法としては、特に何もしなくていいでしょう。夢で自分の潜在意識が整理されているだけです。
何かをあきらめる夢
時に、何か、あなたが普段、突き進んでいる夢や目標をあきらめる夢を見ることがあります。勉強、仕事、人間関係、結婚など、さまざまなものが人間の身の回りに起こってきます。このように、夢の中で何かをあきらめるのは、あなたが今、何か目の前の物事に息詰まっていることを意味します。あなたは、その目標や夢に向かいながら、なかなか到達できない苦しみに耐えかねて、あきらめたい気持ちでいっぱいなのかもしれません。その想いが、夢の中で「あきらめる」という悪い状況になっているのでしょう。
【対処法】
このあきらめる夢を見たら、あなたは今一度、自分の気持ちを確認してみてください。そして、本当に心からその目の前のことをやりたいのか、本当無理をしていないかなどを確認しましょう。もし、無理していることに気づいたら、そのまま続けるのはあなたの労力と時間の無駄です。貴重な人生の時間をこれ以上無駄にしないためにも、ぜひ決断をすることが大切です。