波動の乱れはネガティブ思考から
最近のご相談者様に増えている波動の乱れ。それはなぜ起き、どんなことを引き起こすのでしょうか?波動の乱れを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?数々のご相談者様を波動修正してきた天紫苑先生に詳しくお聞きしました。
波動が乱れると、自制心がきかなくなる
こんにちは、天紫苑です。
鑑定師の皆さんとお話ししていると、口ぐちに「最近、波動の乱れているお客様が多くなった」とおっしゃいます。そして、波動修正を行う鑑定が増えていると…。
その件に関する私の意見を述べる前に、まずは「波動」について説明しましょう。
波動とはひと言で言うと、目に見えない生命エネルギーのこと。私たち人間だけでなく、地球上のすべての物質は原子の集合体であり、電子回転運動を行っています。この運動が波動を引き起こすというわけです。
波動が乱れていると、心にも身体にも変調をきたします。最も多いのが自分でもセーブできない破壊的な行動に出てしまうこと。恋人や親友など、親しい人との関係を自ら壊してしまったり、勢いで仕事を辞めたり、見境なく買い物をしたり、不特定多数の異性を簡単に関係を持ったりしてしまいます。それでも常に物足りず、空虚な気持ちのまま過ごすことになるのです。まるで穴の開いたバケツに水をせっせと入れているかのようで、いくら欲求を満たそうとしても、満たされることがありません。さらに波動が乱れると、低級霊や悪霊に憑依され、悲惨なトラブルに巻き込まれてしまいます。
波動を正常な状態に保つことは、貴女の心身の健康、そして幸せな生活のために欠かせないことなのです。
そもそも、なぜ波動が乱れてしまうのでしょう?それには「共鳴現象」が関係しています。共鳴とは外部からの刺激によって、同じものが伝わっていくことを言います。例えば振動数の等しい二つの音叉の一方を鳴らすと、もう一方が手を触れなくても鳴り出すのですが、このように同じものが伝わるのが共鳴です。
私が何を言いたいのか、おわかりいただけますか?そう、波動の乱れも共鳴すると警告したいのです。
思いは「想念」、言葉は「言霊」のエネルギーに
貴女が普段何気なく思ったり、感じたりしていることは「想念」というエネルギーを生み出します。そしてそのエネルギーに共鳴して、人や環境が引き寄せられます。常日頃からポジティブで、他者にやさしい想念を抱いていれば、同じようにポジティブでやさしい人物や環境に恵まれます。逆にネガティブで、他人を恨んだり憎んだりする想念を抱いていると、同じようにネガティブな想念が近寄ってきます。
波動が乱れている状態とは、究極のネガティブな想念。ですから、貴女のネガティブな想念に乱れた精神波動が共鳴し、さらにそれに共鳴して貴女の波動も乱れてしまうのです。 「類は友を呼ぶ」ということわざは非常に的を得た表現で、スピリチュアルな世界にも当てはまります。
鑑定した中には、原因不明の不運を嘆くご相談者様がいらっしゃいます。霊視してみると、低級霊や悪霊が憑依しているケースも少なくありません。憑依した霊と話をしてみると、「この人の想念に引き寄せられた」と言うことがあります。これらの霊を除霊・浄霊することはもちろん可能ですが、本人の想念がネガティブなままだと、また別の霊が引き寄せられてしまいます。
低級霊・悪霊につけ込まれないためにも、自分自身の想念をポジティブでやさしくして、乱れた精神波動を寄せ付けないようにしていきましょう。
さらに、想いだけでなく、言葉も大事にしてください。言葉には古来から「言霊」が宿ると言われています。「もうダメだ」「どうせ無理」なんてネガティブな言葉を口にしていると、本当に「ダメ」で「無理」になってしまいます。「大丈夫」「絶対叶う」というようにポジティブな言葉を口にすることで、物事がいい方向へと進んでいくことを忘れずに。
自分をほめるのも大賛成です。鏡に向かって「素敵だね」「きれいだよ」など、どんどんほめてあげましょう。「謙遜」は日本人ならではの美徳ですが、行き過ぎるとマイナスのエネルギーを放ってしまうので、注意が必要です。
私の好きな言葉のひとつに「心がけ」があります。前向きに考えるよう心がけましょう。人にやさしくするよう心がけましょう。乱れた精神波動を近づけないように心がけましょう。
心がけ次第で、貴女の周囲にはポジティブでやさしい想念が集まります。気持ちがネガティブに傾きそうになったら、「心がけ」とつぶやいてみてください。それが波動の乱れを防ぐ、一番のおまじないといえるでしょう。
悲しみを乗り越えようとする努力が波動の乱れを防ぐ
さて、そのように心がけていても、どうしても波動が乱れてしまうことはあります。大きな精神的ダメージを受けたときや長年のストレスに耐えきれなくなったときが危険信号。その後、破壊的な行動を取ったり、原因不明の体調不良が続いたりする場合は、紫苑までご相談ください。私たち紫苑の鑑定師は、皆電話がつながった瞬間に、波動の乱れを察知します。
では、次にどうやって波動の乱れを修正するかをお話ししましょう。
波動修正にもいろいろあって、オーラ次元でのバランス修正、魂次元の波動修正、霊体のパワー増強などがあります。まず、霊視しながらどの部分を修正すればいいかを判断しなければなりません。実際の施術は霊能者が電話を通じて、癒しの霊波を送るヒーリング的手法が主流です。癒しの霊波を送るには、かなりの集中力が必要で、終わった後は徳の高い霊能者でも皆ぐったりしてしまいます。
中でも、大変だったケースをご紹介しましょう。
あるベテラン鑑定師はご相談者Mさんからの電話を取った途端、あまりに大きく乱れた波動に圧倒されたといいます。しかも、憑依霊の気配が複数あり、Mさんの苦しみが電話を通じて胸に迫ってきて、鑑定師まで苦しくなってきたそうです。苦しみをこらえながら霊視をすると、Mさんが二年前に大きな悲しみを味わったことがわかりました。恋人が車に跳ねられて亡くなってしまったんです。
以来、Mさんは車を恨むようになり、深夜あちこちの駐車場に忍び込んでは、車にペンキをかけたり、大きな石を投げて傷をつけたりしていたのでした。車の持ち主は、何も悪いことをしていないのに、Mさんはすべての車が憎くなってしまっていたのですね。最初は恋人を亡くしたショックで波動が乱れたMさんですが、そのうち、傷つけた車の持ち主の怒りの想念によって、ますます波動が乱れてきました。そんな状態で夜な夜な出歩いているものですから、悪霊を引き寄せてしまったのです。
Mさんは車だけでなく、家族や友達など身近な人にまで暴力を振るうようになりました。でもまだわずかに残っていた理性が「このままじゃいけない。私はどうしちゃったんだろう」と疑問を抱かせ、紫苑にお電話くださったのです。
担当した鑑定師は念を込めて大きく乱れた波動を修正した他、亡くなった恋人の霊を呼び出して、彼女と話をさせました。彼は彼女がしていることを悲しんで、霊界へ行けずさまよっていたのです。「オレのことはいい思い出として残してくれ。オレもいつも無邪気に笑ってた君の思い出を持って霊界に旅立ちたい。恨んだり、恨まれたりするような君は見たくないんだ」彼からそんな言葉をかけられたMさんは泣きながら、立ち直る決意をしたのでした。
恋人の死という大きなショックを受けたMさんは大変お気の毒ですが、その後、悲しみを癒し、立ち直ろうと努めていたら、波動が乱れることも霊に憑依されることもなかったでしょう。
人生には、時に大きな悲しみや苦しみが待っています。生きている以上、それはなかなか避けられませんが、そんな時こそどうするかで、その人の真価が問われるのではないでしょうか?悲しみを無理にこらえる必要はありません。思い切り泣いていいと思います。でも、どんな時も希望を忘れず、幸せになろうと前を向いて生きていってほしい。波動の乱れはそれができていませんよという注意信号みたいなもの。私たち鑑定師がいつでも修正しますから、それをきっかけにして、人生観を変えていただけたら幸いです。